ハムの文化とは

戦後、ウサギの肉でできたハムといった、粗悪なものが出回ったこともありましたが、数十年経過した頃から、豚肉のハムが家庭の食卓にのぼるようになりました。以後はハムのメーカーが次々と誕生して、粗悪なハムを流通させてしまう会社も現れ始めました。典型的な粗悪品は、製造方法や食品添加物のチェックが疎かな物であり、消費者の安全、健康を脅かすようになったのです。その結果、JAS規格に則ったハムしか流通が認められなくなり、日本の食文化は多彩になりました。ハムが一般的になってからも、日本人の欲求は絶えることなく続いており、今では世界各地のハムを食べようとする人もいます。海外旅行で出会ったハムの味が忘れられなかったり、インターネット上の情報を参考にして、手に入れようとしたりするのです。こうした消費者の行動を敏感に察知したメーカーの中には、より多彩なハム文化を根付かせようとする会社もあります。

海外の美味しいハムを食したいという欲求が起こる一方、日本国内で独自のハム文化を築き上げたメーカーもありました。いえ、厳密には、消費者も含めて発案者でありました。例えば、母親がたこさんウインナーを弁当に入れたり、プレスハムを「ハムカツ」として売り出したり、アメリカンドッグとしてソーセージを消費したりしたのです。もちろん魚肉ソーセージも海外では見られない食文化ですし、ナポリタンの定番食材としてウインナーが使われるのは、イタリアでは見られない文化です。今後も新しいハム文化が創出される可能性があります。

 

 

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