何故ハムはお歳暮の定番なのか

ハムは日本の食文化において、それほど歴史の古い食品でもありませんから、お歳暮の定番となった背景には、相応の理由があるものと思われます。結論から言えば、ハムのメーカーの戦略が功を奏したということです。マーケテイングによって、テレビCM等を有効に活用し、国民にハムとお歳暮とを結びつけることに成功しました。考えてみればハムが贈答品の定番になるのは不思議な事なのですが、今では疑いを持つ人も少ない有様です。海外ではハムはパーティー等に持ち込む食品として認識されています。例えば友人がクリスマスパーティーを開いた時に持ち込んだりするわけです。つまり贈答品という重々しいイメージは毛頭ないのです。

ところで、ハムの定義に関しても、日欧には隔たりがあるように思われます。もちろん基本的な原料、製造法等は同様でしょうが、欧米では生ハムや骨の付いたハムが日本よりもメジャーです。また用途も異なっており、日本のようにおかずとしてハムを食する国は少ないのが実情です。欧米では専らおつまみとして食べられています。要は、カジュアルなイメージで捉えられており、高級ハムであっても、贈答されるような物とは考えられないのです。

さて、海外では骨の付いたハムがメジャーであると申し上げましたが、実際、クリスマスや感謝祭の時期になると、ハムステーキが食卓に上がったりします。香草焼き等が人気のある料理方法で、七面鳥やミートローフのように、丹精込めて作られます。クリスマスにおけるハムの文化はアメリカでも、フランスでも、北欧でも、ドイツでも見受けられるもので、果ては夏のオーストラリアでも同様に料理されます。

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